玩具箱車屋

自動車整備、板金塗装を中心にデザインも手掛けるTOYBOXブログ

なきたいのは・・・

連休の度に悪天候 今日も台風情報を見ながら過ごす代表です。

今日も予定変更で自宅待機?という方もいらっしゃるかと思いますので

休日の読み物的に投稿します。

今日のテーマは「ベルト鳴き」について

信号待ちしていた車が発進するときに

「キュルキュル~!」となかなかの音を立てて走っていくのを見たことが無いですか?

TOYBOの前の信号付近でも時々見かけます(笑)

今まさに自分の車が「鳴いている」方はお早めに整備工場に持ち込んでください。

鳴きの原因はエンジンについている補器類駆動用ベルト

発電用のオルタネータ

冷却水を循環させるためのウォーターポンプ

エアコンのコンプレッサ など

を駆動させるために付いています。

新旧比較 下が新品 上が使用後

エンジンが動いている間はずっと一緒に回っているものですから 走行と共に劣化していきます。

ですので定期的に調整や交換が必要です。

基本的にはそれで「鳴き」は防げます。

そんな中・・・・

某ス〇キの軽自動車 ベルト鳴きで点検するとある現象が

画像中央が発電機(オルタネータ)なのですがその垣添部分「プーリ」付近に黒い不吉な粉が・・・・・

これを何度となく見てきました・・

粉の正体は「ベルト」です(涙)

劣化したプーリがベルトを攻撃してすり減っています。

当然すり減った分だけ張りが弱くなりますので、緩くなった分「鳴きます」

こうなると「張り調整」してもまたすぐに同じようになってしまいますし

新品のベルトを投入しても、あっという間にすり減って、また鳴いてしまいます。

一部のベルトメーカーさんから「対策ベルト」的なものがあると聞き試してみましたが根本的な解決には至りませんでした。

結論からすると、始まってしまった場合

プーリ交換するしか手立てがありません。

画像はオルタネータのプーリ(左が付いていたもの、右が新品)

微妙な違いではありますが、プーリのギザギザが違います。

コチラはクランクシャフトのプーリ やはり微妙ではありますがギザギザが違います。

このほかに、ウォーターポンプのプーリも同じベルトで駆動していますので交換が望ましいです。

ただ、このプーリあっさり交換できれば良いのですが

結構頑張らないといけないので、部品代工賃合わせると結構な金額になってしまします。

ディーラーさんにも確認したのですが同様の対策しかないとのこと

正直コチラが泣きたいです!

ベルト鳴きはコチラのメーカーさんの車だけではないのですが、非常に心苦しいです。

 

ですので、皆様におかれましては「鳴き」を感じたらすぐに点検を受けて頂きたいのです。状況にもよりますが「プーリ交換」を回避できる場合もございます。(絶対ではありません) ギャンギャン鳴くようになってからだと プーリの劣化が更に進んで最後はベルト切れにもつながります。

点検大事です!!!

 

誰のせいでもないのですが、非常に悩ましいベルト鳴きについてのお話しでした。

特に今日のような雨で湿気のある日の始動直後 鳴きやすいです。

あなたの車 泣いてませんか????