玩具箱車屋

自動車整備、板金塗装を中心にデザインも手掛けるTOYBOXブログ

点検のすすめ

湿度にやられっぱなし 代表です。

先日、TELを頂き

「走行中音がして、みたらタイヤがボディに当たってるので走れない」

と、緊急要請があり出動したのですが

当店未入庫のお車で状況わからず

とりあえず用意したのは

お客様が気が付かないうちにどこかにぶつけてタイヤの位置がかわってしまっているのかな???との推測でこじったり、引っ張ったりできる応急処置セットで出動しました。

 

が、到着してみるとタイヤが「あっち向いてホイ!」

いわゆる「ロワサスペンションアームボールジョイント」が外れた状態です。

残念ながら??画像は有りませんのでスズキのサービスキャンペーンのサイトを

www.suzuki.co.jp

見て頂きましたか???

ちょうどタイヤの奥側に環節的な部位があるのですが、そこが脱臼した状態と言えば伝わるでしょうか?

この関節がきちんと繋がって初めてタイヤの位置が決まるので

外れていては「あっち向いてホイ!」になってしまいます・・・・

持参した応急処置セットでは対応しきれないためお客様加入の保険でレッカーサービスをりようして工場まで陸送となりました。

 

降ろす前に何とか「関節」を接続して着地させましたが

外れてしまったドライブシャフトのインナー側は外れたままです・・悲しい・・

今回はお客様の都合もあり修理は行いませんが、なんにしても事故につながらなくて本当に良かったです。

外れてしまったロワサスペンションアームボールジョイントについてですが
サスペンションアームにおいて、ダストブーツが長期間の使用における摩耗や外的要因により損傷が生じた状態で冠水路走行などを行いますと、当該ブーツからボールジョイント内部へ水が浸入し、当該ジョイント内部が錆びて摩耗します。そのため、ハンドル操作時に異音が発生したりすることがあり、適切な点検整備等を行わず、そのままの状態で使用を続けると、ボールジョイント部が外れるおそれがあります。

と、スズキのサイトで記載されています。

外れる前にガタが出やすいので車検や点検の時には必ずガタがないか?を確認する部位です。

外れるところまで行かなくても 走行距離、使用状況等により「ガタ」は出やすい部品なのです。

 

私の膝関節ガタが出てるので交換したい・・・

出来ませんが…

人間も「定期健診」が大事なのと同じで

車も「定期点検」が大事です。

今回の車両は前回車検から「何も」行っていなかったようです・・・

当たり前ですが「メンテナンスフリー」な車は存在しません。

ましてや今回の車両のように古くなった車両は余計に労わってあげることが大切です。

現実的に「点検」の必要性を感じる出来事でした。

皆様のお車 点検されてますか?

余談ですが、当店をご利用頂いている女性の方で某ガソスタにて

「タイヤの空気圧点検しまぁす!」

からの
「ボンネット開けて下さい!」

からの
「あれもこれも直ぐに交換しないとだめです!」

で、まだまだ使える部品まで高価なタイプに交換(当店の基準)という事案がありました・・・・

「直ぐに交換しないとだめです!」と言われたら不安になりますのでお気持ちは分かります。

でも、落ち着いて対応してください。

当店にお持ちいただければ、そもそも交換が必要なのか?必要ならいくらかかるのか?ご提案しますので!

と、余談が過ぎましたがww

当店は国が認めた認証工場です!是非 点検してください!!

お待ちしております。